なぜ「1日6回の食事」が必要でないか?

もし1日3〜6回の軽食をすれば、体脂肪をより減らすことができるのでしょうか。
 
それとも、一日2−3回でもよいのでしょうか?

 

 

最新の食事回数が体組織に与える影響についての実験の結果が発表されました。
 
この実験は特に目新しいものではありません。
 
メタアナリシス(複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること)で、15の実験から結果をだしたものです。
 

 

 
一日5回以上に食事をわけることで、1−2回よりも体脂肪が減ると言った意見があります。
 
明治大学で行われた2週間の期間で12人のボクサーを対象に、一日60gのタンパク質と1200カロリー摂取での食事頻度に関する実験が行われました。
 
グループは2つにわけられ、グループ1は一日2食の流動食を12時間おきに、グループ2は6回の流動食を摂取し、比較されました。
 
実験の結果、両方のグループは同じ体重が減少しました。 しかし、一日2食のグループは比較し、筋肉量も同時に減少したようです。
 
しかしこの実験は、1つは実験期間が短いこと、2つ目に一日60gのタンパク質の摂取しかされていない事、3つ目は流動食は消化が早いので、結果を疑問視されています。

 

 

 

食事頻度は体脂肪や筋肉にどのような影響があるのか

 
食事回数が体組織の機能を上げる関係性を示した研究は十分ではないですし、大差はないはずですなので、個人の好みで変えてもいいでしょう。
 
しかし、1日に多くの軽食にわける欠点の1つは、空腹感です。
 
 

 

 

一日1500カロリー摂取で、体重を減らそうとした女性の結果例

もし1日6食に分けるのならば、1食につき、250カロリーということになりますが、これでは空腹になってしまい、更に食べたくなってしまいます。
 
 
コロラド大学の研究実験では、一日6食に変更したとしても、代謝の観点でいうと大きな変化が見られないが明らかに空腹感と食欲が増す、といった結果があり、逆に低頻度で一食分が多かったグループは腹持ちがよく空腹感を感じることがすくなかったようです。
 
要約すると、現在の研究では食事回数を多く設定することは減量などの効果は見込めそうにないということです。
大差はないので、ご自身が良いと思い、身体のリズムにある食事頻度でいいのです。
 
 
 
 
 
 
 

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